病気が治らない場合のセカンドオピニオンの仕方

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保険適用外治療を受けるならセカンドオピニオンを受けてから

セカンドオピニオンは主治医を介して病院外の医師からの知見を得るために行われるものであり、異なる知見を得ることによって患者が自身の病気と病状に対する理解を深める上で有効に作用する可能性がありますが、主治医との相談に基づき行われる点から、転院や転医とは根本的に異なります。

セカンドオピニオンのメリット・デメリット

誤診の確立を抑制すると共に患者の病気に対する知見を深め、患者が自らの病気と病状への理解を進めるというメリットを持つセカンドオピニオンですが、保険適用外治療に類されることから経済的な負担が大きいのに加え、要旨を理解していない患者にとってはマイナスに働く可能性がデメリットとして挙げられるでしょう。

何のためにセカンドオピニオンを受けるのか

セカンドオピニオンの機能は主治医以外の医師の知見を得ることがその根幹をなし、そこを基点として、患者が自身の病気並びに病状への理解を深めることに尽きますが、患者が自身の病気向き合う上での選択肢を広げ、患者の意向に沿った治療の選択や病気への知識の不足に起因するストレスの軽減が望めるかも知れません。

セカンドオピニオンの基礎事項

基本的に病院へ通い受けることができる治療の多くは、保険適用内の治療、つまりは日本国内において適切な病気治療として正式に認可された治療に留まり、よほど先鋭的な病院や専門分野の最先端医療を積極的に研究し続けているような専門性の高い病院を除き、保険適用外の治療を受けるのには適しておらず、治療困難な病疾患に罹患した場合に従来とは異なる治療法を模索するなら、自分で先進治療を可能とする病院や専門性の高い病院を探すのも選択肢の一つですが、セカンドオピニオンを試してみるのもいいかも知れません。

セカンドオピニオンを利用すると主治医を介して患者が外部の医者からの知見を得ることができるわけですが、主治医に紹介可能な医師の中に最先端治療を施す病院の医師や専門性の高い病院の医師がいないとも限りませんし、セカンドオピニオン自体が保険適用外であるため、保険適用外治療を実際に受けるほどではないとしても、相応の費用を要するものの、セカンドオピニオンを受けることで主治医以外の医師の知見を得て、保険適用範囲内でもこれまでとは異なるアプローチの治療を受けられる可能性もなくはないはずです。

また、保険適用外の治療を受けるなら、信頼できる病院と医師が望ましいことは明白なので、セカンドオピニオンを仲介する医師として主治医自身の信用にも関わることから、信頼性の高い病院や医師を紹介してもらえる可能性が高い点もセカンドオピニオンを介して保険適用外治療の可能性を探る利点でしょう。